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時計メディアとしては彼らが身につける時計にも注目したい。

今年は各国代表の選手たちを対象に、競技中はもちろんプライベートでも愛用している時計のいくつかをお届けすることにした。ただしこのパリ2024オリンピックでは約1万500人の選手が出場し、全員のWatch Spottingを行うのは難しいため、注目すべき特定の選手に絞った。調査の結果、オメガやロレックス、リシャール・ミルなど多彩なモデルが勢ぞろいしたが、アンバサダーとして時計を着用している選手もいる点にご注意いただきたい。

 それではオリンピックの大舞台でこれから輝く選手たちと、彼らの手首を飾る時計に注目して欲しい。

カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)テニス/ロレックス コスモグラフ デイトナ

Photo by Julian Finney/Getty Images

 彼の時計については昨年にも少し触れている。アルカラス選手はすでにグランドスラムの経験があり、世界ランキング1位にも輝いた実績を持つ。メテオライトダイヤルを持つイエローゴールドのロレックス コスモグラフ デイトナは、彼のテニス界への躍進を考えるとふさわしい選択だと思う。今大会がオリンピック初出場であり、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)選手と組んでダブルスにも挑戦する予定だ。

エリナ・スビトリナ(Elina Svitolina)テニス/ウブロ スピリット オブ ビッグ・バン

エリナ・スビトリナ選手はウクライナ出身のテニスプレイヤーで、東京2020オリンピックでの女子シングルスで銅メダルを獲得している。これがウクライナにとって初のオリンピックテニスメダルとなった。ダイヤモンドとグリーンのストラップが際立つウブロ スピリット オブ ビッグ・バンが、彼女の手首で光り輝いている。

フェリックス・オジェ=アリアシム(Felix Auger-Aliassime)&大坂なおみ テニス/タグ・ホイヤー アクアレーサー

タグ・ホイヤーのアンバサダーであるフェリックス・オジェ=アリアシム選手と大坂なおみ選手。オジェ=アリアシム選手はアクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフを、大坂選手はダイヤモンドインデックスが特徴のアクアレーサー プロフェッショナル300を着用している。両者ともに初出場だった東京2020オリンピックではメダル獲得を逃しているため、今年は期待が高まる。オジェ=アリアシム選手は男子シングルスと混合ダブルスに出場し、大坂選手は女子シングルスに参加する予定である。

タグホイヤースーパーコピー優良サイトレオン・マルシャン(Leon Marchand)水泳/オメガ スピードマスター

2022年の世界水泳選手権で5つの金メダルとひとつの銀メダルを獲得しているマルシャン選手。フランス代表として、パリ2024オリンピックでは400m個人メドレー、200m個人メドレー、200mバタフライ、200m平泳ぎの4種目に参加予定である。

ダビド・ポポビッチ(David Popovici)&ケーレブ・ドレッセル(Caeleb Dressel)水泳/オメガ シーマスター アクアテラ 150M

ポポビッチ選手とドレッセル選手はオメガのアンバサダーを務めている(公式タイムキーパーであるオメガはこのWatch Spottingでたびたび登場する)。ルーマニア出身のポポビッチ選手は2022年の世界水泳選手権で100mと200m自由形で金メダルを獲得しており、また男子100m自由形の世界記録保持者でもある。ドレッセル選手はこれまでにオリンピックで7つの金メダルを獲得(そのうち3つは東京2020オリンピック)するほどの実力者で、今年のオリンピックでも期待が高まる。彼らはともにオメガのシーマスター アクアテラ 150Mを着用している。

ティアゴ・アルマダ(Thiago Almada)サッカー/オーデマ ピゲ ロイヤル オーク

アルゼンチン出身のアルマダ選手は現在、アルゼンチンのU-23チームの主将を務めており、また2022年のワールドカップ優勝メンバーでもある。その実力とリーダーシップで注目を集めるサッカー選手だ。彼の手元ではホワイトダイヤルのオーデマ ピゲ ロイヤル オークが輝いている。

バエナ選手は、ビジャレアルCFでプレーするスペイン出身のサッカー選手だ。彼はスペイン代表として、2024年のUEFA欧州選手権で優勝を果たしている。攻撃的ミッドフィールダーとして注目を集める若手選手だ。今年登場したばかりのカルティエ サントス ドゥ カルティエのグラデーションブラウンダイヤルモデルを愛用している。

レブロン・ジェームズ(LeBron James)バスケットボール/オーデマ ピゲ ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク

Photo by Gotham/Getty Images

 今年は“キング・ジェームズ”にとって4度目のオリンピック参加となり、過去には2008年の北京オリンピックと2012年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得している。また時計好きの一面を持つ彼は、HODINKEEでもたびたび取り上げられている。キング・ジェームズのロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワークはいつ見てもクールだ。

テディ・リネール(Teddy Riner)柔道/オーデマ ピゲ ロイヤル オーク

Photo by Jean Catuffe/Getty Images

 リネール選手はフランス出身の柔道選手であり、これまでにオリンピックで3つの金メダル(2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ、2020年東京)とふたつの銅メダル(2008年北京、2020年東京の団体戦)を獲得。さらに11回の世界選手権優勝という前人未踏の記録を持つ彼は、史上最も偉大な柔道家の一人と称される。パリ2024オリンピックでもメダルが期待できるだろう。リネール選手はオーデマ ピゲ ロイヤル オークを愛用している。

ジャンマルコ・タンベリ(Gianmarco Tamberi)走り高跳び/オメガ シーマスター アクアテラ 150M

Photo by Mattia Ozbot/Getty Images

 2020年東京オリンピックにて、カタールのムタズ・エサ・バルシム選手と同記録により金メダルを両者獲得したことで注目を浴びたタンベリ選手。現在の世界およびヨーロッパチャンピオンでもある。オメガとアンバサダー契約を結んでいる彼の手首には、シーマスター アクアテラ 150Mが巻かれている。

ムタズ・エサ・バルシム(Mutaz Essa Barshim)走り高跳び/リシャール・ミル RM 67-02

Photo by Lintao Zhang/Getty Images

 ライバルとも言えるタンベリ選手とともに金メダリストとなったのがバルシム選手だ。これまでにオリンピックで金メダルひとつ(2020年東京)、銀メダルふたつ(2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)を獲得している。彼はパリ2024オリンピックに出場する予定だが、これが最後のオリンピック参加であると発表しており、リシャール・ミル RM 67-02をつけたバルシム選手が見られる五輪はこれで最後となる。

アルマンド・デュプランティス(Armand Duplantis)棒高跳び/オメガ シーマスター アクアテラ 150M

Photo by Mattia Ozbot/Getty Images

 スウェーデン出身の棒高跳び選手であるデュプランティス選手は、2020年の東京オリンピックで金メダルを獲得しており、今年はタイトルの防衛を目指している。さらにデュプランティス選手は世界記録保持者でもあり、複数の世界選手権とダイヤモンドリーグで優勝している。

エリヨン・ナイトン(Erriyon Knighton)陸上競技/オメガ シーマスター アクアテラ ワールドタイマー

Photo by Dave Kotinsky/Getty Images

 東京2020オリンピックに出場したナイトン選手は、200mで惜しくも4位入賞に終わった。だが2022年の世界選手権では200mで銅メダルを獲得し、2023年の世界選手権では銀メダルを獲得している。ウサイン・ボルト(Usain Bolt)選手の記録を破ることを目標に掲げており、今後の成長が期待される若手スプリンターだ。

マルセル・ジェイコブス(Marcell Jacobs)陸上競技/ロレックス デイトジャスト

Photo by Silvia Lore/Getty Images

 イタリア出身のスプリンター、ジェイコブス選手は2020年の東京オリンピックで100mと4×100mリレーで金メダルを獲得。再び100mのタイトル防衛を目指している。もともとは走り幅跳びの選手であったが、2019年からスプリントに専念し、すぐに世界トップクラスの選手となった。時計好きな彼の手首には、ブレスから文字盤までダイヤモンドが敷き詰められたロレックス デイトジャストと思われるモデルが巻かれている。

シェリー=アン・フレーザー=プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)陸上競技/リシャール・ミル RM 07-04

Photo by Marcus Ingram/Getty Images

 ジャマイカ出身のスプリンター。パリ2024オリンピックでは9つ目となるオリンピックメダルを目指している。フレーザー=プライス選手は、世界選手権でも10回の金メダルを含む数多くのメダルを獲得するほどの実力者だ。リシャール・ミルのアンバサダーでもある彼女は、女性専用のスポーツウォッチのRM 07-04を着用している。

ノア・ライルズ(Noah Lyles)陸上競技/オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン

Photo by Paul Harding - British Athletics/Getty Images

 100mと200mの個人種目に加えて、4×100mリレーと4×400mリレーにも参加する予定のライルズ選手。2024年の米国オリンピックトライアルで100mと200mのタイトルを獲得し、出場権を確保した。さらに東京2020オリンピックでは200mの銅メダルも獲得しており、現在までに6つの世界選手権タイトルを持つトップスプリンターである。